• 本

リックとあいまいな境界線

出版社名 偕成社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-03-728010-9
4-03-728010-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 221P 20cm

商品内容

要旨

リックは、中学に入って気がついた―“恋愛”に興味がわかないのだ。それで、いろいろな性のあり方について話しあう課外クラブ“レインボーズ”に参加してみることにした。もうひとつ気がついたのは、親友のジェフが実はいやなやつなんじゃないかってこと。もやもやした気持ちをおじいちゃんに打ちあけると―?作者の代表作『ジョージと秘密のメリッサ』につづく物語。小学校高学年から。

出版社・メーカーコメント

中学に入り、親友のジェフがやたら女の子のことを言いはじめるが、リックはまったく共感できない。恋愛にも興味がわかず、とまどっている。そこで、学校の課外クラブ〈レインボーズ〉をのぞいてみることにした。〈レインボーズ〉の教室に行ってみると、いろんなかっこうの子がいた。自認する性別や、好きになる相手の性もいろいろ。LGBTQIAP+などの呼び方や意味について学んだり、悩みを話したりできる集まりだ。リックは、女の子や恋愛に興味がわかないのは自分だけじゃないとわかった。アロマンティックやアセクシュアルという言葉も知った。〈レインボーズ〉では、図書室にLGBTQ+関連の本をおいてもらうための資金集めイベントとして、タレントショーをすることになった。しかし、ジェフが、ショーのポスターをだいなしにしようとする。リックは、ジェフの言動に違和感を感じはじめる。なぜ自分はジェフといっしょにいるんだろう。自分の気持ちを祖父に打ち明けることで、リックは自分らしさとはなにか、友だちとはなにかを考えていく。

著者紹介

ジーノ,アレックス (ジーノ,アレックス)   Gino,Alex
1977年、アメリカのニューヨーク州スタテン島に生まれる。ペンシルバニア大学卒業。作家。デビュー作『ジョージと秘密のメリッサ』(邦訳偕成社)は、多様な性への理解をたすけるすぐれた児童書に贈られるストーンウォール賞、ラムダ文学賞(LGBT児童書/YA部門)などを受賞
島村 浩子 (シマムラ ヒロコ)  
1965年、東京に生まれる。津田塾大学卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)