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特攻隊員だった父の遺したもの

出版社名 高文研
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-87498-866-4
4-87498-866-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 243P 20cm

商品内容

要旨

たくさんカネを持っている者が偉いんじゃない。心がきれいで、困っている人を助ける者が世の中で一番偉いんじゃ。生まれたばかりの我が子に繰り返した父の言葉は、「今だけ、金だけ、自分だけ」の荒廃した日本社会を今も照らしつづけている。

目次

第1部 特攻隊員だった父(予科練に志願した父
自活しながら大阪外語大学へ
就職と結婚―戦後一〇年ようやくつかんだ「心の平安」
反時代的な父の教育方針)
第2部 特攻隊員だった父の遺したもの(杉原千畝と歴史修正主義
リベラルと保守の間で宙づり―私の思想遍歴
ヨーロッパ人文主義の後衛として
知と行の一致
知識人の役割とは何か
パリからインドネシアへ
学問と信仰
今だけ、金だけ、自分だけ―新自由主義がもたらしたもの)

著者紹介

松浦 寛 (マツウラ ヒロシ)  
1956年、愛媛県松山市生まれ。上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学(フランス文学・思想専攻)。上智大学講師。ファシズムと反ユダヤ主義、差別や偏見の問題に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)