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またね家族

講談社文庫 ま82−1

出版社名 講談社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-06-533787-5
4-06-533787-9
税込価格 935円
頁数・縦 413P 15cm

商品内容

要旨

東京で小劇団を主宰する僕のもとに、兄から連絡があった。父の余命が、三ヵ月だという。うまくいかない「劇団」、かわっていく「恋人」、死に行く大嫌いな「父親」。故郷の福岡と東京を行き来しながら、自分と家族を見つめなおしていく。映画、演劇、ラジオなどで活躍する異才が描く、父と息子の不器用な物語。

出版社・メーカーコメント

父の余命は3ヵ月。何者にもなれなかった僕は−−あなたの息子には、なれたのでしょうか。小劇団を主宰する僕〈竹田武志〉のもとに、父から連絡があった。余命3ヵ月だという−−。自意識が炸裂する僕と、うまくいかない「劇団」、かわっていく「恋人」、死に行く大嫌いな「父親」。周囲をとりまく環境が目まぐるしく変わる中、僕は故郷の福岡と東京を行き来しながら、自分と「家族」を見つめなおしていく。演劇、映画などで活躍する松居大悟が、不完全な家族が織りなす、歪だけど温かい家族のカタチを描く。

著者紹介

松居 大悟 (マツイ ダイゴ)  
1985年、福岡県生まれ。劇団ゴジゲン主宰。2012年『アフロ田中』で映画監督デビュー。監督作に『ワンダフルワールドエンド』(ベルリン国際映画祭出品)、ドラマ・映画『バイプレイヤーズ』シリーズ、『私たちのハァハァ』『アイスと雨音』『君が君で君だ』『くれなずめ』『手』など。’17年、第50回北九州市民文化奨励賞受賞。’22年『ちょっと思い出しただけ』で第34回東京国際映画祭観客賞・スペシャルメンション、第26回ファンタジア国際映画祭批評家協会賞を受賞。コラム執筆やラジオ番組のナビゲーターも務めている。『またね家族』が初の小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)