言いわけばかりの私にさよならを
角川文庫 か98−1
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2023年11月 |
ISBNコード |
978-4-04-114202-8
(4-04-114202-4) |
税込価格 | 748円 |
頁数・縦 | 267P 15cm |
商品内容
要旨 |
私だけだ、何も持っていないのは―。中学最後の大会で最悪なミスをして、大好きなバレーボールをやめた鈴乃。高校は楽しいけれど、好きなものに夢中な友人達から取り残された気分になる。そんな時、一ノ瀬先輩は「鈴乃ちゃんはもっと跳べる」と言葉だけでなく体感させてくれた。ひたむきに努力する彼の言葉だから、信じることができた。だけど、先輩は1人で絶望と闘っていて…。夢を追う2人の恋が爽やかな奇跡を呼ぶ物語。 |
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出版社・メーカーコメント
白河鈴乃は高校一年生。中学時代はバレーボールに打ち込んでいたが、3年最後の大会で自分のミスのため敗れて以来「どうせ成功するのはごく一部の天才だけだから」と何事に対しても情熱を抱けない。ある日、体育館で男子バレー部の隆二に目を奪われる。「ああいう人がプロになるんだろうなあ」と尊敬すると同時に打ちひしがれるが、その日を境にボールに触るように。自主トレ中に公園で隆二にばったり会い、2人は話をするようになった。ひたむきに自分の夢を追う隆二に惹かれていく鈴乃だが、彼が過酷なトレーニングをしていることが気にかかっていた。心配する鈴乃に、隆二は秘密を打ち明ける。彼は、全身の筋肉が徐々に減っていく病を患っており、選手として活躍できるのは残り一年程度。同じ病を発症し、絶望している弟を励ますべく全国大会進出を約束したというのだ。鈴乃は、日々のトレーニングに付き添い、時には不安から涙を流す隆二を見守り、大会に向け調整を行っていくが……。