• 本

電力系統進化論

出版社名 日本電気協会新聞部
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-910909-09-7
4-910909-09-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 263P 18cm

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要旨

生活に必須のインフラである電力。脱炭素化に向けた太陽光発電や電気自動車等の普及、ITとの融合、自然災害の激甚化など、近年、電力をとりまく環境は急速に変化している。発電した電力を家庭や事業所等に供給するまでの統合されたシステムである「電力系統」は、変化に対応すべく進化しつつあるようだ。
本書は、電力系統の構造を変革するメガトレンドとして「8つのD」を抽出し、それらによる電力系統の進化の方向を示す。電力系統全体の骨格をなす「基幹系統」は、再生可能エネルギーを最大限導入し、レジリエンス力を高めるために広域化する一方、地域に面的に広がる「需要地系統」は分散化し、需要サイドの変化に合わせた高度化が求められるという。
著者は、関電工特別顧問の山口博氏と、同氏を座長とする次世代系統懇話会。同会のメンバーは、東光高岳常務執行役員の今井伸一氏、東京電力パワーグリッド取締役副社長執行役員の岡本浩氏、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構スマートコミュニティ・エネルギーシステム部主査の廣瀬圭一氏、東京大学名誉教授の横山明彦氏、東京電力ホールディングス経営技術戦略研究所次世代系統構想担当の劉伸行氏。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年1月23日]

商品内容

要旨

劇的に変化する電力系統の現在と将来像を詳しく解説。メガトレンド「8つのD」から導く未来像。分散化や双方向化、デジタル化にどう対応。直流送電など国内外の最新技術動向も網羅。

目次

第1章 メガトレンド・8つのD
第2章 次世代系統の方向
幕間 日本の基幹系統構築を振り返る
第3章 広域化する基幹系統
第4章 分散化する需要地系統
第5章 新たな協調の形とリスク対応―最適システム運用に必要な調整力のあり方とは