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批評と生きること 「十番目のミューズ」の未来

出版社名 晶文社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-7949-7395-5
4-7949-7395-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 406P 19cm

商品内容

要旨

思想、哲学、文学からドラマ、アニメまで、幅広いフィールドで言論活動を続けてきた著者の、初の本格評論集。デヴィッド・グレーバーの翻訳・紹介者として、社会思想、フランス文学の研究者として、そしてポピュラーカルチャーの良き享受者としての活動の集大成にして、「批評と生きること」を再定義する野心的な試み。

目次

第1部 デヴィッド・グレーバーを読む(未来を開く―デヴィッド・グレーバーを読む
「魔神は瓶に戻せない」―デヴィッド・グレーバー、コロナ禍を語る ほか)
第2部 作品とともに生きるための批評(「惑星的ミサ」のあとで―『ゲーム・オブ・スローンズ』覚え書き
多様性と階級をめぐる二重の困難―HBO版『ウォッチメン』とそのコンテクスト ほか)
第3部 批評/批判と社会的なもの(中絶合法化と新しい優生学―取り替え可能性と単独性のあいだの胎児と人間/リュック・ボルタンスキー『胎児の条件』
批判の運命と新たな労働編成―ボルタンスキー&シャペロ『資本主義の新たな精神』とその周辺 ほか)
第4部 日本とアジアをめぐる問い(緊縮の中枢からガラパゴスへの旅―ブレイディみかこ『THIS IS JAPAN』
加藤周一と三島由紀夫
アジアの複数性をめぐる問い―加藤周一、ホー・ツーニェン、ユク・ホイの仕事をめぐって)
第5部 歴史のなかの生(蜘蛛の策略の世紀は今なお続いているのだろうか―ベルナルド・ベルトルッチ監督『暗殺のオペラ』再上映に寄せて
「世の中の裂け目」はいつだって開く―小沢健二が帰ってきた
人生の時間とその後―展覧会「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime」に寄せて)

著者紹介

片岡 大右 (カタオカ ダイスケ)  
1974年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。批評家。専門は社会思想史・フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)