• 本

分散形態論の新展開

出版社名 開拓社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-7589-2394-1
4-7589-2394-9
税込価格 4,180円
頁数・縦 270P 21cm

商品内容

要旨

本論文集は、1993年の誕生以来、生成文法における代表的な形態理論であり続けてきた分散形態論(Distributed Morphology,DM)の30周年を記念する論文集です。具体的には、日本の第一線で活躍する統語論・形態論の研究者による論文9本に加えて、編者による分散形態論の概要、そして分散形態論の提唱者の一人であるニューヨーク大学のAlec Marantz氏による序章が収録されています。

目次

第1部 理論的基盤(Distributed Morphology and Japanese
分散形態論の概要)
第2部 形態統語論(複雑述語の縮約現象―形態構造と隣接性条件
日本語の動詞連鎖におけるテ形前項に関する一考察
形態分離に基づく受動RAREの分析
東北地方における自発表現に関する比較研究)
第3部 形態音韻論(動詞由来複合語の統語・音韻・意味
数詞の形態
語と句の相違からみる省略・削除の再考
分散型形態論におけるゼロ形態とその削減
日本語否定接頭語の諸相―分散型形態の説明力)