どうせ、この夏は終わる
電撃文庫 4122
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2023年12月 |
ISBNコード |
978-4-04-915129-9
(4-04-915129-4) |
税込価格 | 770円 |
頁数・縦 | 341P 15cm |
商品内容
要旨 |
人類滅亡の危機が発表されてから二年が経ち、世界はとっくに恐怖することに疲れていた。誰もが、どうしようもない現実を忘れてダラダラと毎日を過ごしている。そんな、人類最後の夏休み。夢を投げ出した少年はずっと好きだった幼馴染との距離感がわからず戸惑い、スランプ中の文芸部部長は場末のゲーセンでゾンビをド派手に蹴散らす少女と出会い、やさぐれモード全開の女子高生は謎だらけの転校生を尾行し、重大な秘密を抱える少女は廃墟マニアの恋人との最後のデートに臨み、ひねくれ者の少年は女子高生監督に弱みを握られて人類最後の映画を撮る―。どうせ終わる世界で繰り広げられる、少年少女のひと夏の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
「そういや、これが最後の夏になるかもしれないんだよな」 人類滅亡の危機が発表されてから二年が経ち、世界はとっくに恐怖することに疲れていた。略奪や暴動は次第に収まり、テレビやラジオからは平和なニュースしか降ってこない。誰もが、現実を忘れてダラダラと毎日を過ごしている。 とはいえ、ネットが使えなくても娯楽は意外とあるし、友達だってそれなりにいる。学校なんて適当にサボって、嫌なことなんて全部忘れて、せいぜい最後の夏休みを楽しむことにしよう。 いいね、最高じゃん。もうずっとこれでいいよ。 なのに、どうして僕たちは−−。 夢も希望も青春も全て無意味になった世界で、それでも僕らは最後の夏を駆け抜ける。 どうせ終わる世界で繰り広げられる、少年少女のひと夏の物語。