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「戦争ごっこ」の近現代史 児童文化と軍事思想

出版社名 人文書院
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-409-52091-8
4-409-52091-1
税込価格 5,280円
頁数・縦 340P 20cm

商品内容

要旨

本書では、近現代日本における軍国主義と平和化の過程で、権力者が子どもをどのように利用してきたかが描き出されている。著者が提唱する「感情資本」とは、大人が子どもに対して持つべき感情とともに、子どもに帰属する感情のことであるが、このような「感情資本」は、日本の日清・日露の戦争勝利、太平洋戦争、連合国による日本占領、そして現代の世界的な平和創造へ決定的な役割を果たしてきた。絵本や地図、広告ポスターなどさまざまな図像を示しながら鋭く迫る。

目次

序章 傷つきやすさの仮説
第1部 戦争ごっこ(陣取りゲーム
紙の戦争)
第2部 戦争のイメージ(無邪気さという道徳的権威
戦争をクィアする)
終章 ピンク色の赤ちゃんのルール

著者紹介

フリューシュトゥック,サビーネ (フリューシュトゥック,サビーネ)   Fr¨uhst¨uck,Sabine
1965年生まれ。ウィーン大学大学院博士課程修了。博士(日本社会学)。カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。専門は近現代日本文化研究
中村 江里 (ナカムラ エリ)  
1982年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。専門は日本近現代史
箕輪 理美 (ミノワ サトミ)  
1984年生まれ。デラウェア大学大学院歴史学科博士課程修了。博士(歴史学)。白百合女子大学文学部准教授。専門はアメリカ史、ジェンダー・セクシュアリティ研究
嶽本 新奈 (タケモト ニイナ)  
1978年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。博士(学術)。お茶の水女子大学ジェンダー研究所特任講師。専門は日本ジェンダー史、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)