• 本

厨房の哲学者

出版社名 幻冬舎
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-344-04210-0
4-344-04210-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 234P 19cm

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要旨

ラーメン、炒飯、餃子など大衆的な中華料理がポピュラーなためか、本格的な「中国料理」をよく知る日本人は少ないかもしれない。だが、その普及に貢献しつつ、新しい道を切り拓き続ける、日本を代表する中国料理シェフに脇屋友詞氏がいる。「ヌーベル・シノワ」と称される彼の料理はどのように生まれたのか。
本書は、料理人人生を歩み始めて50年という節目を2023年に迎えた脇屋友詞氏が、生い立ちから現在までの半生を綴った自伝。1958年、札幌で易学者を父親として生まれた脇屋氏だが、中学2年の時に、「占いで(お前に)食の神様がついていると出た」と言う父と一緒に、東京・赤坂にあった高級中国料理店「山王飯店」を訪れる。そしてその場で話がまとまり、15歳で同店の厨房で働き始めることに。そこではひたすら鍋洗いをしていたが、料理人への道は険しかった。当時の日本の中国料理店では、「親方」と厨房で呼ばれる料理長をはじめとする主たる料理人を中国人に限る慣習があったからだ。
著者の脇屋氏は現在、東京で4店舗のオーナーシェフを務める。1985年に「リーセントパークホテル」の中国料理部料理長、92年に同ホテル総料理長になる。96年、「トゥーランドット游仙境」代表取締役総料理長に就任。2001年、東京・赤坂に「Wakiya一笑美茶樓」を、23年12月に「Ginza脇屋」をオープン。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年3月1日]

商品内容

要旨

目の前のことに必死になること。考え抜くという苦行。中華の巨匠・脇屋シェフ、心が奮い立つ圧倒的自伝。

目次

第1章 開かずの踏切
第2章 母と中華鍋
第3章 雨垂れ石を穿つ
第4章 魯山人の末裔
第5章 砂利道とホテル
第6章 デ・ニーロの窯

出版社・メーカーコメント

重要なのは、何かを選ぶこと。選ばなければ、人生は始まらない。選ばざるを得なかった仕事に黙々と熱狂する。運命に従え。道は開ける。もがき苦しんだ50年の軌跡。中国料理とは何か? その壮大な問いに答える!目の前のことに必死になること。考え抜くという苦行。中華の巨匠・脇屋シェフ、心が奮い立つ圧倒的自伝。(目次)プロローグ第1章 開かずの踏切第2章 母と中華鍋第3章 雨垂れ石を穿つ第4章 魯山人の末裔第5章 砂利道とホテル第6章 デ・ニーロの窯エピローグ

著者紹介

脇屋 友詞 (ワキヤ ユウジ)  
1958年北海道札幌市生まれ。中国料理シェフ。中学卒業後、赤坂「山王飯店」、自由が丘「桜蘭」、東京ヒルトンホテル/キャピトル東急ホテル「星ケ岡」等で修業を積み、27歳で「リーセントパークホテル」の中国料理部料理長、1992年に同ホテル総料理長になる。1996年、「トゥーランドット游仙境」代表取締役総料理長に就任。2001年、東京・赤坂に「Wakiya一笑美茶樓」を、2023年12月に「Ginza脇屋」をオープン。東京で4店舗のオーナーシェフを務める。2010年に「現代の名工」受賞。2014年、秋の叙勲にて黄綬褒章を受章。2023年に料理人人生50周年を迎えた。公益社団法人日本中国料理協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)