プラトン理想国の現在
新版
ちくま学芸文庫 ノ7−3
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2023年12月 |
ISBNコード |
978-4-480-51204-8
(4-480-51204-7) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 398P 15cm |
シリーズ名 | プラトン理想国の現在 |
商品内容
要旨 |
「理想」という語は、明治の時代、プラトンの「イデア」の訳語として造られ、定着した。そしてプラトンの最高傑作『ポリテイア』(『国家』)が『理想国』の標題で出版され、近代国家建設をめざす多くの日本人の希望の拠りどころとなる。だが、新たな理想社会を創らんとするその熱情は、やがて全体主義に利用される運命を辿った―。かくも激しく人々の魂を突き動かしたプラトンの理想主義哲学とは、果たしていかなるものか。『ポリテイア』の核心を読み解くことで、哲学という営みが切りひらく最良の地平を描き出す。初学者への案内として「プラトン『ポリテイア』を読むために」を付した決定版。 |
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目次 |
序 「理想」を追う哲学―あるいは、現代のドン・キホーテ |
出版社・メーカーコメント
近代日本に「理想」という言葉を生み、未来をひらく力を与えたプラトン哲学。主著『ポリテイア』の核心を捉え、哲学の可能性を示す。解説 熊野純彦