• 本

デジタル教育という幻想 GIGAスクール構想の過ち

平凡社新書 1047

出版社名 平凡社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-582-86047-4
4-582-86047-8
税込価格 1,078円
頁数・縦 239P 18cm

商品内容

要旨

学校でのICT機器活用を目指すGIGAスクール構想により、今、生徒には一人一台のデジタル端末が配付され、「制限のない自由な使用」が認められている。しかし、活用の実態は政府が夢想する風景からは程遠い。規制をくぐり抜け、タブレットを「使いこなす」子どもと、膨大な業務に追われつつ、その対策に苦慮する教員―。理想を描くばかりのGIGAスクール構想がクラスを崩壊へ導く。

目次

序章
第1章 ネット空間を生きる子どもたち(切っても切り離せないネットと子どもたち
依存性の強い無料ゲームの数々
栄枯盛衰のゲーム事情 ほか)
第2章 学校と子どもの今(GIGAスクール構想のはじまり
最初から結論が決まっていた議論
所与性が崩壊していく学校 ほか)
第3章 川下から見えてくる教育改革(中学生に馬鹿にされるアンケート
信じがたい議論の数々
川上の強い意志により歪む議論 ほか)

出版社・メーカーコメント

教育のデジタル化を目指すGIGAスクール構想が、教室に混乱をもたらしている。現場を置き去りにする教育改革の是非を問う。

著者紹介

物江 潤 (モノエ ジュン)  
1985年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒。東北電力、松下政経塾を経て、現在は福島市で塾を経営する傍ら社会批評を中心に執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)