• 本

人倫の形而上学 第1部

法論の形而上学的原理

岩波文庫 33−626−4

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-00-336264-8
4-00-336264-0
税込価格 1,430円
頁数・縦 481,1P 15cm
シリーズ名 人倫の形而上学

商品内容

要旨

約三十年の構想を経て、最晩年ついに刊行された実践哲学の“主著”。「自由」の「体系」をめぐって、「第一部 法論」では行為の「適法性」を主題とする。「法論への序論」において「法とはなにか」という根本問題を提示、私法と公法の二部から成る本論へと展開する。「第二部 徳論」と合わせた全体の、新訳による初めての文庫化。

目次

人倫の形而上学への序論(人間のこころの能力と人倫の法則との関係について
人倫の形而上学の理念と必然性について
人倫の形而上学の区分について
人倫の形而上学のための予備概念―普遍的実践哲学(Philosophia practica universalis))
法論への序論(法論への序論に対する付論
法論の区分
人倫の形而上学一般の区分)
法論・第1部 私法(「外的な私のもの」「君のもの」一般についての私法)
法論・第2部 公法(国家法
国際法
世界公民法)
付論 法論の形而上学的諸原理に向けた解明的な注解(法(権利)概念をあらたに企てることへの論理的な準備
物権的様相を帯びた債権(対人的権利)という概念の正当化 ほか)

出版社・メーカーコメント

カントが約三十年構想し続け、最晩年ついに刊行された、実践哲学の〈主著〉と見るべき大著。「自由」の「体系」をめぐって、とくに第一部にあたる本書では行為の「適法性」を主題とする。「法論への序論」では「法とはなにか」という根本問題を提示、私法と公法の二部から成る本論へと展開する。新訳による初めての文庫化。