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定本批評メディア論 戦前期日本の論壇と文壇

岩波現代文庫 文芸 355

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-00-602355-3
4-00-602355-3
税込価格 1,738円
頁数・縦 443,9P 15cm

商品内容

要旨

「論壇」「文壇」とは何か。日本において「批評」はいかにして可能か。膨大な量の文献を読み込み、言論を支えてきたメディア構造の生成過程をさかのぼる。圧倒的な熱量を持った、気鋭の批評家の鮮烈なデビュー作が、全面的な改稿を施され、「定本」として再生する。

目次

序章 編集批評論
第1章 論壇時評論
第2章 文芸時評論
第3章 座談会論
第4章 人物批評論
第5章 匿名批評論
終章 批評環境論

出版社・メーカーコメント

「論壇」「文壇」とは何か。日本において「批評」はいかにして可能か。言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程にさかのぼることから再起動しなければならない。膨大な資料博捜に裏づけられた圧倒的な文体で知の基本構造をえぐり出す。注目を集める批評家による著書が、全面的な改稿をへて「定本」として再生する。

著者紹介

大澤 聡 (オオサワ サトシ)  
1978年生まれ。批評家。近畿大学文芸学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門はメディア史。『批評メディア論』(岩波書店)で第37回日本出版学会奨励賞、第6回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)