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都市空間の怪異

新版

角川ソフィア文庫 J139−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-04-400805-5
4-04-400805-1
税込価格 1,320円
頁数・縦 332P 15cm
シリーズ名 都市空間の怪異

商品内容

要旨

千変万化する妖怪、そのイメージを作り出したのは、不安によりふくれ上がる都市住民の想像力であった―。大通りにのさばる百鬼夜行、学校の暗闇にひそむ女子生徒の幽霊、銀幕を跋扈する大怪獣。人々が集まる場所にこそ妖怪あり!民間伝承から都市伝説、江戸から魔都東京まで、時間も空間も超越する民俗学。遊び心あふれる宮田式妖怪地図を手に、都市怪異譚を辿る旅に出よう。小松和彦による解説「宮田登の妖怪論」を収録。

目次

第1章 妖怪と人間との交流(妖怪の音声
妖怪からのメッセージ)
第2章 妖怪と幽霊(幽冥界
幽霊と妖怪
幽霊の描かれ方)
第3章 都市と妖怪(都市の怪異
東京の魔所
異界との交流
鏡花と妖怪文学)
第4章 近現代社会の妖怪(若者の霊魂観
都市空間の妖怪)
附 都市とフォークロア

出版社・メーカーコメント

妖怪変化のイメージを作り出したのは、都市住民のこころである−民俗学大家宮田登が、都市空間に潜む怪異に迫る。都市伝説からホラー小説まで、江戸から現代まで、都市怪異譚を知り尽くせ!

著者紹介

宮田 登 (ミヤタ ノボル)  
1936年、神奈川県生まれ。東京教育大学文学部卒業。同大学院日本史学専攻博士課程修了。博士(文学)。筑波大学歴史人類学系教授、神奈川大学経済学部教授を務める。専攻は日本民俗学。2000年逝去。叙従四位、勲三等瑞宝章追贈(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)