アテネ最期の輝き
講談社学術文庫 2802
出版社名 | 講談社 |
---|---|
出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-06-534277-0
(4-06-534277-5) |
税込価格 | 1,386円 |
頁数・縦 | 341P 15cm |
商品内容
要旨 |
紀元前三三八年、アテネを中心とするギリシア連合軍は、フィリポス二世率いるマケドニア軍に歴史的な大敗を喫した。アテネが誇る民主政はしかし、それを契機にかつてない平和と繁栄を謳歌する―。デモステネスら政治家たちの闘いの跡を追い、アレクサンドロス躍進の陰で「黄昏」と呼ばれたアテネの実像を明らかにする、第一人者による画期の書! |
---|---|
目次 |
序章 「黄昏のアテネ」に迫る |
出版社・メーカーコメント
紀元前338年、その敗戦は「民主主義」最期の隆盛を告げる号砲だった!教科書に載らない歴史の真実を掘り起こす、気鋭の古代史家によるギリシア「亡国」のドラマ。[目次]はじめに序章 「黄昏のアテネ」に迫る 1 「黄昏のアテネ」とデモステネス 2 「政治家」と「政治グループ」第1章 決戦へ 1 デモステネスの生きた時代 2 デモステネスの前半生 3 反マケドニアの政治家として 4 「宿敵」アイスキネスとの対立第2章 敗戦−−マケドニアの覇権 1 戦後処理 2 デモステネスの活躍 3 アレクサンドロスの時代の幕開け 4 マケドニアの傘の下で第3章 対決−−「冠の裁判」 1 裁判が始まるまで 2 「弁論家の戦い」第4章 平穏−−嵐の前の静けさ 1 デモステネスの隣人たち 2 アテネ民主政の姿 3 動乱の前ぶれ第5章 擾乱−−ハルパロス事件 1 ハルパロス事件とは 2 事件当時のアテネの情勢 3 ハルパロス裁判 4 裁判の背後の人間模様第6章 終幕−−デモステネスとアテネ民主政の最期 1 民主政アテネの最後の闘い 2 愛国者たちのそれぞれの最期終章 1 デモステネスの遺したもの 2 「黄昏」の民主政史料について主要参考文献関連年表あとがき学術文庫版へのあとがき