インド思想史
講談社学術文庫 2801
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-06-534526-9
(4-06-534526-X) |
税込価格 | 1,353円 |
頁数・縦 | 331P 15cm |
商品内容
要旨 |
『リグ・ヴェーダ』から、ウパニシャッド、ジャイナ教、仏教、ヒンドゥー教、マハーバーラタ、近代のガンジーに至るまで、数多の深遠な思想を生みだしてきた悠久の大地インド。時代背景を踏まえつつ各思想の特質を明らかにすることで、解脱を求めてやまない人々が辿った三千年超の道程を描き出す。世界的インド哲学・仏教学者による至高の概説書。 |
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目次 |
第1章 アーリヤ人の侵入とリグ・ヴェーダの宗教 |
出版社・メーカーコメント
インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』にはじまり、世界的にも類がないほど深遠な思想を生みだしてきたインド。ウパニシャッド、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、正統バラモンの六派哲学、ヒンドゥー教から、近代のガンジーやタゴールに至るまで、3000年以上にわたる複雑で多様な思想の全領域をコンパクトに大観する。アーリヤ人の侵入や農村社会の成立、王朝の興亡など、それぞれの時代の社会変動の影響も踏まえつつ、各思想大系の特質を明らかにすることで、〈解脱〉をもとめてやまない人類の思索の歴史が描き出される。世界的なインド哲学、仏教学者であり、比較思想の開拓者でもあった著者による、半世紀以上にわたって読み継がれてきた不朽の概説書。原本『インド思想史 第2版』岩波書店、1968年)第一章 アーリヤ人の侵入とリグ・ヴェーダの宗教第二章 農村社会の確立とバラモン教第三章 都市の興隆と自由な思索の出現第四章 国家統一と諸宗教の変動第五章 統一国家崩壊後における諸宗教の変遷第六章 クシャーナ帝国時代における新思想 第一節 時代の趨勢 第二節 仏 教 第三節 ジャイナ教 第四節 南インド文化の開花第七章 集権的国家における諸哲学学派の確立 第一節 正統バラモン系統 第二節 仏 教 第三節 ジャイナ教 第八章 諸王朝分立時代における諸学派の継続的発展 第一節 バラモン教およびヒンドゥー教 第二節 仏 教 第九章 回教徒の侵入と思想の変化 第一節 中世的宗教の発展 第二節 近代的思惟の発展 第十章 外国資本主義制圧下における思想運動第十一章 〔附論〕科学思想