漣の王国
創元推理文庫 Mい16−1
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-488-48421-7
(4-488-48421-2) |
税込価格 | 946円 |
頁数・縦 | 341P 15cm |
商品内容
要旨 |
綾部蓮という青年は、私たちにとって遠い国の王様のような存在だった。神の贈り物と呼ぶべき才能に恵まれ、美貌をもって周囲の人々を傅かせた彼が自殺した時、理由を知る者はいなかった。永遠に時を止めたままの彼を誰もが追い越し忘れ去っていくなか、私たちは思い出す。なぜ青年は自ら命を絶ったのか?人生の一時期に齎される謎と恩寵を忘れ難い余韻とともに描き切った傑作。 |
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出版社・メーカーコメント
綾部蓮という青年は、私たちにとって遠い国の王様のような存在だった。神の贈り物と呼ぶべき肉体と才能に恵まれ、美貌をもって周囲の人々を侍臣のごとく傅かせ、それでいて何時も退屈を持て余していた。だから彼が自殺した時、その理由を知る者もいなかった−−。ひとりの才能ある若者に羨望を抱いた者や憎悪した者、誰もが彼の年齢を追い越していくなか、私たちは思い出す。なぜ青年は自ら命を絶ったのか? 人生の一時期に齎される謎と恩寵を忘れ難い余韻をもって描き出す傑作。