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新・幻魔大戦 完全版 上 COMIC & NOVEL

出版社名 復刊ドットコム
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-8354-5910-3
4-8354-5910-5
税込価格 6,600円
頁数・縦 371P 21cm
シリーズ名 新・幻魔大戦

商品内容

要旨

世紀末黙示録の第二形態がここに初出誌サイズで再生!SF専門誌での連載から12年間、単行本化が封じられていた“劇画ノヴェルズ”が、小説バージョンととともに逐次収録し、往時のイラストとともに甦った“完全版”として刊行!!

目次

COMIC(幻摩大戦・抄
新・幻魔大戦―“第一回”第一章エド1999年
新・幻魔大戦―“第二回”第一章エド1999年
新・幻魔大戦―“第三回”第一章エド1999年(3)
新・幻魔大戦―“第四回”第一章エド1999年(4)〜第二章ミュータントお時
新・幻魔大戦―“第五回”第二章ミュータントお時(2)
新・幻魔大戦―“第六回”第二章ミュータントお時(3)
新・幻魔大戦―“第七回”第二章ミュータントお時(4)
新・幻魔大戦―“第八回”第二章ミュータントお時(5)
新・幻魔大戦―“第九回”第二章ミュータントお時(6))
NOVEL(新・幻魔大戦―第一章エド一九九九年
新・幻魔大戦―第二章ミュータントお時)
座談会「幻魔宇宙」への招待―平井和正×石ノ森章太郎 司会・永井豪
書簡 平井和正から石ノ森章太郎へ

出版社・メーカーコメント

日本に誕生した壮大なエンタテイメント黙示録、『幻魔大戦』!その転換&キーポイントとなる物語が、〈完全版〉仕様でついに刊行!1967年、講談社「週刊少年マガジン」誌上で連載された『幻魔大戦』。前年に『ミュータント・サブ』『サイボーグ009』により第7回講談社児童まんが賞を受賞したばかりの石ノ森章太郎(当時・石森章太郎)と、同誌で『8マン』(1963〜1965年作画・桑田次郎)の原作を担当していた平井和正がタッグを組んだ、満を持してのSF巨編でした。しかし、敵である〈幻魔〉をタイトルに冠した意欲作は、最終決戦の予兆を残し突如の最終回を迎えます。少年誌でありながら、読者の想像にゆだねる野心的なオープン・エンディングでした。「週刊少年マガジン」連載から4年が過ぎた1971年。早川書房の「S−Fマガジン」という専門誌を舞台に、ふたたびタッグを組んで連載をはじめます。それが〈劇画ノヴェル〉と冠された『新・幻魔大戦』です。宇宙から地球に来訪した破壊神〈幻魔〉、それを迎え撃った東丈やルーナなどの地球の超能力者軍団との死闘を描いた『少年マガジン版 幻魔大戦』。人類の敗退を予感させる絶望的状況で終了したその物語を、引き継ぐ形ではじまったのが、この物語になります。しかし1974年まで続いた連載も、すべての結着を迎えぬまま終焉となり、しばらくは封印されたようにコミックス化もされず、読むことがかないませんでした。その後、1978年に平井和正が小説版の『新・幻魔大戦(Tokuma novels)』(徳間書店・刊)を発売。この本では、平井作品の装画を多く担当する生頼範義がカバーを描きましたが、本文中のイラスト8葉は石ノ森章太郎が描きました。図らずもこれが、ふたりの鬼才の最後のタッグとなり、1979年からは、2人はそれぞれの『幻魔大戦』を〈描く〉&〈書く〉という選択を選びます。その結果、「少年マガジン版」の内容を踏襲したアニメ版『幻魔大戦』が、1983年に角川映画の初の劇場アニメ作品として公開され、それを契機に『新・幻魔大戦』ははじめてコミックス化され、ようやく陽の目を見ることになりました。(c)平井和正/石森プロ(c)平井和正