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列島の人々は火山災害にどのように向き合ってきたのか 火山災害考古学から今を考える

出版社名 山川出版社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-634-52031-8
4-634-52031-1
税込価格 6,600円
頁数・縦 247P 22cm

商品内容

目次

序論 火山災害考古学への招待
第1章 旧石器時代から縄文時代の火山災害(縄文時代の十和田火山噴火災害
富士山噴火と縄文時代への影響
南九州における先史時代の火山災害
三瓶山の噴火と縄文時代地域社会の定着性)
第2章 古代社会は火山災害をどのように受けとめたのか(古墳時代榛名山噴火による被害と復興
古代の富士山噴火災害と地域社会
平安時代の浅間山噴火災害と人々の対応)
第3章 辺境地域では火山災害にどのように対応したのか(開聞岳火山災害と対応の実態
平安時代の十和田噴火災害)
第4章 中・近世社会は火山災害をどのようにのり越えたのか(中世の桜島噴火による田畠の災害と対応
富士山宝永大噴火―秦野地方の「砂降り」被害と復興
富士山宝永噴火で埋もれた集落―須走の調査
浅間山天明三年噴火による社会への影響と復興
巨大噴火・津波がアイヌ社会に与えた影響)
むすび 火山災害考古学から今を考える

出版社・メーカーコメント

火山灰に覆われた遺跡からは、通常の遺跡ではありえない量の情報がえられる。これらの発掘調査から、当時の集落の景観、住居などの構造、生産地の形態、人間の姿や社会構造などに迫り、遺跡、遺構と遺物の比較を通して、各時代・各地域におけるさまざまなパターンの社会対応が考察できる。日本列島の火山が活動期に入ったといわれるいま、考古学研究者が各地の新たな発掘調査の成果を持ち寄って議論し、防災に活かす。2017年度開催の日本考古学協会宮崎大会のセッションに、新発見や新たな論考も加えて書籍化。

著者紹介

五味 文彦 (ゴミ フミヒコ)  
1946年生まれ。現在、東京大学名誉教授・放送大学名誉教授
〓畑 光博 (クワハタ ミツヒロ)  
1963年生まれ。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)