行く手、はるかなれど グスタフ・ヴァーサ物語
出版社名 | 徳間書店 |
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出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-19-865767-3
(4-19-865767-X) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 174P 19cm |
商品内容
要旨 |
十六世紀初め、デンマークの圧政に苦しむスウェーデン。人質として囚われていたデンマークを脱出し、故郷スウェーデンに戻ってきた若者グスタフ・ヴァーサが知ったのは、スウェーデン独立を目指していた父をはじめとする人々が無残に殺され、国を救うためには自分が立ち上がるしかない、という、重い事実だった。友に裏切られ、名もない人々の善意に支えられ、グスタフはひとり、旅を続けるが…?「スウェーデン建国の父」グスタフ・ヴァーサの若き日に焦点をあて、孤立無援の若者が人生を切りひらいていく姿を緊密な文体で描く、異色の歴史小説。 |
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出版社・メーカーコメント
もう、ほかにだれもいない。自分が立ち上がるしかないのだ……孤立無援の若者が、王となる道に一歩ふみだした日を、北欧の美しい自然をバックに描き出す、読み応えのあるYA小説。16世紀初めの北欧。デンマークによる圧政に苦しむスウェーデンで、国家独立の志を掲げて立ち上がった若者、グスタフ・ヴァーサ。独立派の重要人物だった父がデンマーク王に殺され、「自分が立ち上がるしかない」とグスタフが心を決めた日から、味方を増やしつつ旅を続け、のちに独立戦争の主力となる南部の農民たちを説得して蜂起させるまでを、緊迫感のある文章でつづる。グスタフ・ヴァーサは建国の父・初代の王として、スウェーデンでは知らない人はいない存在。その青年時代のごく短い一時期に焦点をあて、「孤立無援の若者が不屈の意志をもって成功の糸口をつかむまで」の物語として描きだす、読み応えのあるYA小説。