• 本

人口減少時代の生活支援論 地域のつながりを維持・再生する

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-623-09501-8
4-623-09501-0
税込価格 4,400円
頁数・縦 255P 22cm

商品内容

要旨

本書では、人口減少が進行する過疎地域の状況を、今後の日本社会の縮図の一つとみて、過疎化の進行が著しい地域で生じている変化とその変化に対応する地域の取り組みの実態を現地調査によって明らかにする。それを基に人口減少という社会変動に対応しうる生活支援のあり方を地域福祉論・社会福祉学・社会学といった既存の学問領域の枠を超えて多面的な視点から考察する。

目次

人口減少社会における地域福祉活動と生活支援
第1部 不安定化する関係性の継続―過疎地域の現実(主体性の回復と地域福祉―過疎地域からのメッセージ
多死社会化における過疎高齢者と地域社会―関係性の切断と回復の視点から
地域と切断される高齢者―葬儀の変容がもたらす関係性の切断)
第2部 包括支援体制と過疎地域(持続可能な相談支援システムの運営―非専門職の活用の視点から
地域福祉課題への態度と地域福祉活動参加経験―三鷹市・茅野市・都城市における社会調査結果から
過疎地域における生活支援サービスの創出―政府と市場の間)
第3部 過疎地域がつくる生活支援のかたち(人口減少地域における「包括的」なシステムの模索―山形県最上町の歩みから
「限界集落」で共に生きる場を紡ぐ―岐阜県高山市「のくとい館」
社会福祉協議会が取り組む地域資源開発)
人口減少時代の生活支援―関係性の変容を生む地域福祉

著者紹介

小松 理佐子 (コマツ リサコ)  
1964年生まれ。現在、日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科教授
高野 和良 (タカノ カズヨシ)  
1963年生まれ。現在、九州大学大学院人間環境学研究院共生社会学講座教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)