商品内容
要旨 |
おまきは岡っ引きの父利助を探していた。火付けの下手人を追ったまま、行方知れずになっていたのだ。手がかりは父が遺した、漆が塗られた謎の容れ物の蓋だけだ。おまきは材木問屋の息子亀吉、目の見えない少年要の力を借りるが、もつれた糸は解けない。そんなある日、大川に揚がった亡骸の袂から漆塗りの容れ物が見つかったと同心の飯倉から報せが入る。が、なぜか蓋と身が取り違えられているという。父の遺した蓋と亡骸が遺した容れ物は一対だったと判るが…。父は生きているのか、亡骸との繋がりは?虚を突く真相に落涙する、第一回警察小説新人賞受賞作! |
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出版社・メーカーコメント
消えた岡っ引きの父と、溺れ骸を結ぶ謎の器おまきは岡っ引きの父・利助を探していた。火付けの下手人を追ったまま、行方知れずになっていたのだ。手がかりは父が遺した、漆が塗られた謎の容れ物の蓋だけ−−。いったいどんな容れ物なのか? そして身はどこにあるのか? おまきは材木問屋の息子・亀吉、目の見えない少年・要の力を借りるが、なかなかもつれた糸は解けない。そんなある日、大川に揚がった亡骸の袂から漆塗りの容れ物が見つかったと臨時廻り同心の飯倉から報せが入る。