朱色の化身
講談社文庫 し104−8
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年2月 |
ISBNコード |
978-4-06-534745-4
(4-06-534745-9) |
税込価格 | 891円 |
頁数・縦 | 387P 15cm |
商品内容
要旨 |
昭和三十一年、四月。福井・芦原温泉を大火が襲う。「関西の奥座敷」として賑わった街は、三百棟以上が焼失した。六十年後、東京。元新聞記者のライター・大路亨は、失踪した謎の女・辻珠緒の行方を追ううちに、芦原出身の彼女と大火災の因縁に気づく―。膨大な取材で時代の歪みを炙り出す、入魂の傑作長編。 |
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出版社・メーカーコメント
80万部突破『罪の声』を超える圧巻のリアリズム小説!「聞きたい、彼女の声を」 「知られてはいけない、あの罪を」ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から、辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。「実在」する情報をもとに丹念に紡いだ社会派ミステリーの到達点。