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仮面後宮 2

修羅の花嫁

集英社オレンジ文庫 ま1−6

出版社名 集英社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-08-680542-1
4-08-680542-1
税込価格 825円
頁数・縦 351P 15cm
シリーズ名 仮面後宮

商品内容

要旨

前代未聞の「女東宮候補」として、上皇・八雲の院に集められた五人の姫君たち。宇治で貧しく暮らしていた火の宮もその一人となるが、高慢で強引な院のやり方に憤りを覚えていた。そんな中、殺人による脱落者がでる事態に…!外部からの侵入は極めて難しく、犯行は、おそらく内部の人間によるもの。貴の宮は犯人につながるある記憶を、姉に伝えようとするのだが…。

出版社・メーカーコメント

前代未聞の「女東宮候補」として、八雲の院の御所に集められた五人の姫君たちーー。両親を早くに亡くし、宇治の田舎で貧しく暮らしていた火の宮もその候補となるが、強引で高慢な八雲の院のやりかたに憤りを覚えていた。五人の姫君−−火の宮、犬の宮、恋の宮、四季の宮、和歌の宮−−は、雷光殿という一風変わった建物に滞在することになる。だが、八雲の院との顔合わせ直後、和歌の宮が命を落とす。病死や事故死ではありえない、明らかな殺人−−。雷光殿は池の中州に建てられた建物であり、渡るには船を使うしかない。船は中州側につながれたままであることなどから、「犯人は外部からの侵入者ではなく、もともと雷光殿にいた人間であり、今もこの建物内にいる」という状況が発覚。お互いがお互いを疑う中、さらなる犠牲が……。一方、森羅殿に滞在している貴の宮は、宇治で自分たちを襲った賊の「ある特徴」を思い出す。急ぎ、雷光殿にいる姉・火の宮に伝えようとするが……!?熾烈で哀しい道を進み、「女東宮」の座に就く姫君とはーー。

著者紹介

松田 志乃ぶ (マツダ シノブ)  
11月7日生まれ。2005年ノベル大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)