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涙にも国籍はあるのでしょうか 津波で亡くなった外国人をたどって

出版社名 新潮社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-10-355561-2
4-10-355561-0
税込価格 1,925円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

大好きな日本で過ごす喜びをつづったメール、「米国と日本の架け橋になりたい」と夢を語った親友の声、3人のわが子を喪った苦しみの先に見出した希望―日常のはかなさと、それでも生きる人間の強さに触れるノンフィクション。この地で「あの日まで」をともに生きた、大切な人。“犠牲者数にカウントされない死”が残したぬくもりを追う。

目次

序章 ある随行員の手記
第1章 涙にも国籍はあるのでしょうか
第2章 職人たちが中国人青年に伝えていること
第3章 彼女はいつも自転車に乗っていた
第4章 イスラムの国から来た青年
第5章 美しいひと
第6章 三人目の祖母、三つ目の国
第7章 それでも神父は教会に戻った
第8章 家族の夢が叶った日
第9章 本棚のピエタ

出版社・メーカーコメント

日常のはかなさと、それでも生きる人間の強さに触れるノンフィクション。震災から12年、東北を取材し続けてきたルポライターが初めて知った事実。それは「東日本大震災での犠牲者数に外国人は含まれていない」ということ。彼らは東北の地で、どのように生きたのか。現地を訪ね歩き、出会ったのは「あの人の面影が、今も自分を生かしてくれている」という実感を胸に凛と生きる人々だった。

著者紹介

三浦 英之 (ミウラ ヒデユキ)  
1974年、神奈川県生まれ。朝日新聞記者、ルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)