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インディアスの破壊をめぐる賠償義務論 十二の疑問に答える

岩波文庫 33−427−9

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-00-334279-4
4-00-334279-8
税込価格 1,155円
頁数・縦 368P 15cm

商品内容

要旨

スペインによる新世界の征服/支配の正当性を否定し、先住民インディオの自由と人権を訴えつづけたラス・カサス最晩年の論策。新大陸で略奪行為を働いたすべてのスペイン人を糾弾し、先住民に対する賠償義務を数多の神学・法学理論に拠り説き明かし、その履行をつよく訴える。当時のスペイン人植民地社会を震撼させた警世の書。

目次

1 疑問(カハマルカの財宝について
貢租の査定が実施されていなかった頃について
初めて貢租の査定が実施された頃について
現在、ペルーで実施されている貢租の査定について
エンコメンデロと関わりのある人たちについて
金鉱山と銀鉱山について
墳墓に副葬された財宝について
グァカへの供物について
インガのチャカラについて
クスコ占領について
インガの支配権について
一部の兵士が申し立てている良心について)
2 ラス・カサスによる回答(諸原則
回答(結論))

出版社・メーカーコメント

スペインによる新世界の征服/支配の正当性を否定し、先住民インディオの自由と人権を訴えつづけたラス・カサス(1484−1566)最晩年の論策。新大陸で略奪行為を働いたすべてのスペイン人たちを糾弾し、先住民にたいする賠償義務の履行方法を具体的に提示する。当時のスペイン人植民地社会を震撼させた警世の書。