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ロンドン幽霊譚傑作集

創元推理文庫 Fン11−2

出版社名 東京創元社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-488-58408-5
4-488-58408-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 389P 15cm

商品内容

要旨

19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。産業・文化ともに栄える一方で、犯罪譚や怪談が流行する魔の都としての貌も持ち合わせていた。陽光あふれる公園の一角で霊に遭遇した美しき寡婦を巡る愛憎劇「ザント夫人と幽霊」、愛人を催眠術で殺害した医師が降霊会で過去の罪と対峙する「降霊会の部屋にて」ほか、ロンドンで囁かれるゴースト・ストーリー13篇を収録。集中12篇が本邦初訳。

出版社・メーカーコメント

大英帝国が文化・産業ともに輝かしい発展を遂げたヴィクトリア朝は、シャーロック・ホームズが活躍した、そして切り裂きジャックが暗躍した近代的犯罪の黎明期でもあった。その中心となったのは生者と死者が行き交う魔都ロンドンである−−『月長石』のウィルキー・コリンズが描く、若くして夫を失った美貌の女性を巡る霊的愛憎譚「ザント夫人と幽霊」ほか、ケンジントン公園からロイヤル・オペラ・ハウスなどを舞台とした13のゴースト・ストーリー。本邦初訳作品多数。

著者紹介

夏来 健次 (ナツキ ケンジ)  
1954年新潟県生まれ。主な訳書にスティーヴンスン『ジキル博士とハイド氏』、ホジスン『幽霊狩人カーナッキの事件簿』、レノルズ 『人狼ヴァグナー』、編書に 『英国クリスマス幽霊譚傑作集』、共編書に『吸血鬼ラスヴァン』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)