• 本

香川県の小さなクリニックが巨大医療グループへと拡大できた理由

出版社名 幻冬舎メディアコンサルティング
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-344-94766-5
4-344-94766-5
税込価格 990円
頁数・縦 191P 18cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

東京都内にはコンビニエンスストアの倍ともいわれる数のクリニックがあるのに対し、地方にはいまだに「無医地区」が多く存在するなど、医療の地域格差は深刻だ。少子高齢化や人口減少が加速する地方において、取りこぼしのない医療を実現し、かつ開業医が安定した経営を実現するにはどうしたらいいのだろうか。
本書は、香川県高松市で検査を専門とする脳外科クリニックを開業した著者が、徐々に拠点を増やし、診療圏内に7つのクリニックを構えるグループ展開に至った経緯や戦略を記している。「未病」にフォーカスした医療の提供、クラウドやスマートフォンアプリ、WEB問診システムなど最新のシステムを駆使した経営の効率化、さらに、地域に根ざしつつシナジーを生み出す「自律分散型」の経営など、クリニックの経営でありながら一般的なビジネスにも通じる多くの工夫がこらされているようだ。
著者は西高松グループ理事長。1989年香川医科大学(現・香川大学)卒業、香川医科大学附属病院脳神経外科入局。1994年同大学院修了。米国国立衛生研究所内癌研究所滞在研究員を経て1997年に香川医科大学付属病院勤務。2007年に西高松脳外科・内科クリニックを開業し、現在に至る。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年4月23日]

商品内容

要旨

人口動態、地域医療ニーズ、既存医療資源。地域診断で診療圏のマーケットを分析し、エリア戦略に基づく分院展開で地域医療格差を埋める。香川県内に7つのクリニックを開院、県内最大規模の医療グループ院長が語るクリニック淘汰の時代を生き残るための経営戦略とは―

目次

第1章 広がる都市部との医療格差 衰退の一途をたどる地方医療の現状
第2章 医療と経営を両立させることが地域医療を担う開業医の使命 香川県の小さなクリニックが巨大医療グループへと拡大できた理由
第3章クリニック経営に必要なのはマーケティングの視点 選ばれるクリニックをつくるための経営戦略
第4章 医療ネットワークを構築し、自律分散型医療経営を行う 地域格差を埋め平等に医療を提供するためのエリア戦略
第5章 最先端医療設備の導入。待ち時間の短縮、クラウドサービスの利用 集患・囲い込みを実現させるための診療方針
第6章 医療・看護・介護・福祉の多職種連携で地域医療の中核を担う医療グループを目指す

著者紹介

松本 義人 (マツモト ヨシヒト)  
1989年香川医科大学(現・香川大学)卒業、香川医科大学附属病院脳神経外科入局。1994年同大学院修了。米国国立衛生研究所内癌研究所滞在研究員を経て1997年に香川医科大学附属病院勤務、2003年より同病院講師を務める。2007年、高松市内に西高松脳外科・内科クリニックを開業。現在、同市内に7つのクリニックを展開する西高松グループの理事長を務める。脳神経外科、放射線科などの専門医をそろえ「病気の診断」に特化した運営が特徴(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)