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新自由主義と脱成長をもうやめる

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-492-44480-1
4-492-44480-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

東洋経済オンライン連載を大幅加筆し書籍化。2020年代の重要テーマを気鋭の論客たちが徹底討議!

目次

1 成長と分配の好循環は可能か(「脱成長」論が実は「経済成長」を導いてしまう逆説―新自由主義は経済成長にブレーキをかけていた
MMTをめぐる議論で欠けている「供給力」の視点―「道徳」として語られがちな財政問題
経産省が「産業政策の再評価」に舵を切った理由―「米中対立とコロナ禍」の中で国民的議論を ほか)
2 自由の旗手アメリカの行く末(アメリカは「神の国」行きの巨大な列車だ―宗教的幻想と技術革新が生む「SF的現実世界」
「超時空国家」アメリカを生み出す原動力―日本に足りないのは「パワフルな妄想」だ
「ナショナリズム」が守る「自由と民主主義」―不寛容な「リベラリズム」、多様性を尊重する「国民国家」 ほか)
3 コロナ禍以後の国家と世界(「専門家会議は経済無視」という的外れの批判―「不確実性」が突出していた新型コロナ危機
コロナ危機が導く「グローバリズム以後」の世界―「東京五輪」と「大阪万博」を諦めない日本の末路
観光を成長戦略にする政策はもうやめるべきだ―緊縮財政を超えて求められる「新しい政策様式」 ほか)

出版社・メーカーコメント

「新自由主義からの脱却」「分配と成長」「新しい資本主義」を実現するための条件は何か。東洋経済オンライン人気連載を書籍化。

著者紹介

中野 剛志 (ナカノ タケシ)  
評論家。1971年、神奈川県生まれ。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、2005年に博士号を取得
佐藤 健志 (サトウ ケンジ)  
評論家・作家。1966年、東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。長編小説『チングー・韓国の友人』(新潮社)を経て、1990年代以後、作劇術の観点から時代や社会を分析する独自の評論活動を展開。2019年からは、経営科学出版でオンライン講座を制作。2021〜2022年には、オンライン読書会『READ INTO GOLD〜黄金の知的体験』も同社により開催された
施 光恒 (セ テルヒサ)  
政治学者、九州大学大学院比較社会文化研究院教授。1971年、福岡県生まれ。英国シェフィールド大学大学院政治学研究科哲学修士(M.Phil.)課程修了。優等修士号取得。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士号(法学)取得
柴山 桂太 (シバヤマ ケイタ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門は経済思想。1974年、東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)