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人類の会話のための哲学 ローティと21世紀のプラグマティズム

Ν ξ叢書 08

出版社名 よはく舎
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-910327-14-3
4-910327-14-2
税込価格 4,180円
頁数・縦 281P 19cm

商品内容

要旨

ローティ論・プラグマティズムの新たな地平を開く1冊。国内の論争・国際的な紛争・戦争が絶えない今、人類がどのように「会話」をしうるか。その可能性をローティは古典哲学を乗り越え、プラグマティズムを通して提示している。朱喜哲は、ローティのみならず、ミサック、セラーズ、ブランダム等を通じ、そのローティの哲学を鮮やかな分析で解き明かした。

目次

分析哲学史の見直しとリチャード・ローティの立ち位置
第1部 ふたつのプラグマティズム―ミサック対ローティ(ニュープラグマティズムからの異議申し立て
「探求」か「会話」か)
第2部 規範性のプラグマティズム―セラーズからローティへ(分析哲学の規範的転回
セラーズの「規範性」概念を再考する
ローティにおける「理由と因果の二元論」とその克服)
第3部 「文化政治」とプラグマティズム―ローティからブランダムへ(「奈落の際で踊る哲学」としてのネオプラグマティズム
「文化政治」としての推論主義(一)ヘイトスピーチを分析する
「文化政治」としての推論主義(二)感情教育論を明晰化する)
“人類の会話”のための哲学

著者紹介

朱 喜哲 (チュ ヒチョル)  
1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)