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アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践

出版社名 フィルムアート社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-8459-2308-3
4-8459-2308-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 345,63P 22cm

商品内容

要旨

『ARTFORUM』誌ベストブック2009選出!ベトナム反戦運動、フェミニズム、反人種差別運動、美術制度批評…1960年代アメリカで、自らを芸術労働者と定義することでアクションを起こしたアーティスト・批評家たち。その先駆的でラディカルな試みの実相を鮮やかに描きながら、今日的意義を問い直す―。混乱の時代、芸術はいかに社会に応答しうるか?

目次

1 アーティストからアートワーカーへ(連合のポリティクス
アート対ワーク ほか)
2 カール・アンドレの労働倫理(レンガ積み
ミニマリズムの倫理的土壌 ほか)
3 ロバート・モリスのアート・ストライキ(仕事/作品としての展覧会
スケールの価値 ほか)
4 ルーシー・リパードのフェミニスト労働(女性たちの仕事
アルゼンチン訪問 ほか)
5 ハンス・ハーケの事務仕事(“ニュース”
AWCとコンセプチュアルアート―美術館を脱中心化する ほか)

著者紹介

ブライアン=ウィルソン,ジュリア (ブライアンウィルソン,ジュリア)   Bryan‐Wilson,Julia
現在、コロンビア大学美術史・考古学部教授、ジェンダー・セクシュアリティ研究科教員。芸術をめぐる労働の問題、フェミニズム・クィア理論、工芸史などを研究している。2019年よりサンパウロ美術館の総合キュレーターを務め、これまでに1900年以前の女性が制作したテキスタイルや絵画を集めた「ウィメンズ・ヒストリーズ、フェミニスト・ヒストリーズ(Women’s Histories,Feminist Histories)」展など複数の展覧会を担当している
高橋 沙也葉 (タカハシ サヤハ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程、および日本学術振興会特別研究員(DC1)。1960年代末の彫刻とその記録を中心に、アメリカと日本のアートシーンの交差の研究を行う
長谷川 新 (ハセガワ アラタ)  
インディペンデントキュレーター。「クロニクル、クロニクル!」「不純物と免疫」「約束の凝集」「SEASON2」など展示企画多数
松本 理沙 (マツモト リサ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。岡山大学等非常勤講師。アメリカにおける1970年代から90年代のパブリックアート研究を行う
武澤 里映 (タケザワ リエ)  
兵庫県立美術館学芸員、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程在籍。日本におけるハプニングの受容をおもな対象に、エフェメラルな作品の記録や伝播に関心をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)