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アメリカン・クラシックス 進化論的視座から読むアメリカの古典

出版社名 風媒社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-8331-2120-0
4-8331-2120-4
税込価格 3,520円
頁数・縦 528P 20cm

商品内容

要旨

“進化論批評”がもたらす新たな洞察。フランクリン、ホーソン、ソロー、トウェイン、イーディス・ウォートン、フィッツジェラルド、ヘミングウェイ…アメリカ文学史上に輝く文学作品を「進化論批評」を用いて考察、批評史に新たな1ページを加える画期的論考。長い間親しまれてきた名作に、予期せぬ洞察をもたらす。

目次

第1章 ベンジャミン・フランクリン自伝:社会的動物のサクセスストーリー
第2章 ホーソンの「僕の親戚、メイジャ・モリヌー」に見る縁故主義
第3章 ソロー『ウォールデン』のバイオフィリア
第4章 「ぼく自身の歌」に見えるベイトマンの原理:ホイットマンと熱い男
第5章 非適応的行動と作者の企図:ハックルベリー・フィンの父親
第6章 女の恨み:「柘榴の種」と『イーサン・フローム』における配偶者維持戦略
第7章 シャーウッド・アンダーソンの「つかなかった嘘」における男性の生殖戦略
第8章 『グレート・ギャツビー』:配偶者略奪の珍しい事例
第9章 エドナ・セント・ヴィンセント・ミレイの詩における女性の性戦略
第10章 哲学と適応度:ヘミングウェイの「清潔で、とても明るいところ」と『日はまた昇る』
第11章 ハーストンの「金メッキの75セント」における親の確信
第12章 男性の求愛誇示行動における芸術の役割:ビリー・コリンズの「セレナーデ」

著者紹介

サンダース,ジュディス・P. (サンダース,ジュディスP.)   Saunders,Judith・P
カリフォルニア大学サンディエゴ校にて博士号を取得、ニューヨーク、マリスト・カレッジで教鞭を執る
小沢 茂 (オザワ シゲル)  
1977年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。愛知淑徳大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)