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水と大地の環境学 持続可能性の根を求めて

南山大学学術叢書

出版社名 晃洋書房
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-7710-3813-4
4-7710-3813-9
税込価格 4,180円
頁数・縦 279P 22cm

商品内容

要旨

水と大地の「代替不可能性」を切り口に、日本の水融通と豪州ランドケアの制度から、クリティカル自然資本や関係価値の概念まで学際的に分析する。「自然と人間の関係性」という視座から持続可能性を問い直す野心作。

目次

序章
第1部 水(水融通とは何か
水融通の渇水適応力を検証する
水資源開発によるため池コモンズの変容
讃岐平野の渇水適応の制度的持続可能性
水融通の理論枠組みの再構築)
第2部 大地(ランドケアとは何か
ランドケアと持続可能な発展
ランドケアと水融通に共通するものは何か)
第3部 自然と価値(将来世代に引き継ぐべき自然環境をどう考えるか
クリティカル自然資本と持続可能性―到達点と課題
クリティカル自然資本概念を再考する
“関係価値”を問いなおす)
終章

著者紹介

籠橋 一輝 (カゴハシ カズキ)  
1980年生まれ、愛知県名古屋市出身。南山大学国際教養学部/社会倫理研究所・准教授。2004年京都大学経済学部卒、2012年同大学院地球環境学舎博士課程修了。博士(地球環境学)。専門はエコロジー経済学。南山大学社会倫理研究所研究員、京都大学大学院経済学研究科研究員、南山大学社会倫理研究所第一種研究所員を経て、現職。2023年9月より、オーストラリア国立大学に研究留学、Fenner School of Environment and Societyの客員研究員としてランドケア研究所に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)