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相互扶助論 進化の一要因

出版社名 論創社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-8460-2352-2
4-8460-2352-4
税込価格 5,280円
頁数・縦 514P 20cm

商品内容

要旨

思想家クロポトキンによる歴史的名著、半世紀ぶりの完全新訳。19世紀の領域横断的な知の運動の結節点を、いまだ成就されていない“未来への約束の書”として新たな解釈により精緻に解読。現代を代表するアナキズム研究者R・キンナによるまえがき、人類学者D・グレーバーとA・グルバチッチによる序文を特別収録。

目次

序論
第1章 動物のあいだの相互扶助
第2章 動物のあいだの相互扶助(続き)
第3章 野蛮人のあいだの相互扶助
第4章 未開人のあいだの相互扶助
第5章 中世都市における相互扶助
第6章 中世都市における相互扶助(続き)
第7章 わたしたちのあいだの相互扶助
第8章 わたしたちのあいだの相互扶助(続き)
結論
補遺

著者紹介

クロポトキン,ピーター (クロポトキン,ピーター)   Kropotkin,Peter
地理学者、革命家、作家。1842年にモスクワの貴族の家系に生まれ、ペテルブルクの近習学校で学ぶ。62年、みずから望んでシベリアに赴任し、後に、現地での調査と研究の成果をロシア地理学協会で発表する。72年、滞在先のスイスでアナキズムに共鳴し、革命家として帰国。ロシアとフランスでの監獄生活を経て、86年からは英国に滞在し、『田園・工場・仕事場』(1899)、『ある革命家の思い出』(1899)、『相互扶助論』(1902)、『フランス大革命』(1909)などの主著を発表する。1917年、革命後のロシアに帰国し、1921年に死去。遺著となった『倫理学』は未完のまま1922年に死後出版された
小田 透 (オダ トオル)  
1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。カリフォルニア大学アーバイン校でPh.D.(比較文学)取得。静岡県立大学特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)