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音声言語処理入門 図解・音声・動画でわかる

出版社名 研究社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-327-38201-8
4-327-38201-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 267P 21cm

商品内容

要旨

音声はどうして言語としてとらえられるのか。ヒトはどのようにして音声を聞き分けるのか?人間と機械の発声の仕組みはどうなっているのか?生成AIと音声合成・音声認識の仕組みは?赤ん坊のようにことばを獲得する人工知能は可能か?

目次

1 音の物理学(静けさの音と音の大きさ―音が無いとシーンと聞こえるのか
音を構成する部品―「音色」は物理的には何なのか
スペクトル、そして美しい音とは)
2 音声科学(音声生成の仕組み―気管と食道がつながっている!?おかげで
脳が音色を感じる仕組み
音の心理物理学
音声の合成による分析―なぜハートは愛/ai/なのか)
3 音声工学(AIがしゃべる人工音声―琉球語もしゃべる
音声自動認識―自分で進化していく機械)
4 言語の獲得・学習(言語の獲得―ヒトとサルの違い
言語獲得のモデル―赤ん坊のように聞き話すコンピュータ)

出版社・メーカーコメント

★音声はどうして言語としてとらえられるのか図や音声データ・動画を多用し、音声言語処理の仕組みをわかりやすく解説。4部構成。まず物理学・生理学・心理物理学の切り口から音声言語の仕組みについて説明する。次に「人間はどのようにして音声を聞き分けるのか」という問いに音声の科学的研究を通して答える。さらに応用として、音声合成と音声認識の仕組みを解説する。最後に今後の展望として、言語を獲得する人工知能の可能性について考察する。掲載図版約160点、音声データ約160個、動画19本収録。コラムとして、「ハートのこもった音を創る」「音が無いのに聞こえる」など、音声言語にまつわる興味深い話題を25編収録。言語聴覚士のための教科書または副読本としても使用できる。

著者紹介

高良 富夫 (タカラ トミオ)  
琉球大学名誉教授。東京工業大学大学院修了(工学博士)。琉球大学工学部長、沖縄職業能力開発大学校長、日本音響学会九州支部長を歴任。音声の分析・合成・認識・獲得および琉球語を研究。1991年に沖縄研究奨励賞受賞「琉球方言の音声・音韻の情報処理」(人文・社会科学部門と自然科学部門の両賞を同時受賞)。同年、カーネギーメロン大学客員研究員として音声認識を研究。著者の学位論文は「心理物理的パラメータを用いる音声自動認識の基礎研究」であり、以来、音声言語処理と知能に興味を持ち続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)