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郷土食が紡ぐ新たな物語 グローバル化した世界で私たちはなにを食べているのか

出版社名 風塵社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-7763-0082-3
4-7763-0082-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 271P 22cm

商品内容

要旨

郷土食の「伝統」を問い直す。食べものをめぐる12のストーリー。

目次

序論 なぜ郷土食の物語を集めるのか
地域における食の物語と記憶―郷土食の「真正性」はどうつくられるのか
第1部 郷土食をめぐる土地と身体の物語(日本の酪農が紡ぐ「ご当地ヨーグルト」の物語―地域性とクラフト性に根ざした価値形成
個体としてのドメーヌ―ボジョレ地方のナチュラル・ワイン生産者の言説と実践にみる生産の場と生産物の関係
有機農業と出会うとは―「さんだオーガニックアクション」の実践
空腹とケーキ―戦後沖縄における小さなお店の軌跡)
第2部 郷土食をめぐる継承の物語(カツオ産業のグローバル化に揺れるローカルのカツオ文化―沖縄県における鰹節加工
食文化の継承とメディア教育実践―大学生が奈良・吉野山で見つけたストーリー)
第3部 郷土食をめぐる実践と提言(ガストロノミーツーリズムにおける郷土食の物語化―スリランカ・ヒールオヤにおけるキトゥル関連体験を中心に
奈良におけるガストロノミーツーリズムの展開―食文化体験の創造
「ベッドタウン自治体」におけるふるさと納税制度―奈良県大和高田市および北葛城郡上牧町を事例に
「食を選好できる」ということ―危機の時代に「食文化」はいかに可能か)

著者紹介

窪田 暁 (クボタ サトル)  
1976年生まれ、奈良県出身、総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻・単位取得満期修了(博士)、奈良県立大学准教授(文化人類学・スポーツ移民研究)
岡井 崇之 (オカイ タカユキ)  
1974年京都府生まれ、上智大学大学院博士後期課程単位取得退学、奈良県立大学教授、メディア研究・身体の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)