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感染症の医療人類学 ウイルスと人間の統治について

出版社名 青土社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-7917-7641-2
4-7917-7641-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 286,15P 19cm

商品内容

要旨

感染症対策、治療、ケアとは何か。国家や製薬会社、市民がともに働きかける現実を描写し、また人間そのもののあり方をとらえ直す。「存在論的転回」以降の人類学を踏まえ、人文学と自然科学を架橋する画期の書。

目次

第1部 パラ医療批判の人類学に向けて(感染症と人類学
干渉を描くこと―環境改編としての政策・適応・書き物
化学的環境のリズム―薬剤を時空間に配置することについて)
第2部 このパンデミックを生きる(患者の責任とペイシャンティズム
感染者数とは何か―COVID‐19の実行と患者たちの生成
医薬化する希望―不在のワクチンが見えづらくするものについて
ウィズコロナの始まりと終わり―パンデミックにおける身体、統治、速度
テレストリアルたちのパンデミック
テレストリアル的介入の行方)

著者紹介

浜田 明範 (ハマダ アキノリ)  
1981年、東京都生まれ。専門は医療人類学、社会人類学。現在、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)