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日米同盟の地政学 「5つの死角」を問い直す

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-10-603908-9
4-10-603908-7
税込価格 1,815円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

要旨

「極東一九〇五年体制」から考える、新しい安全保障論。「米国の戦争に巻き込まれたくない」「軍事協力は最低限に留めたい」―こんな「日本だけの都合と願望」はもはや通用しない。日米同盟の抑止力を高め、平和を維持するには「日本的視点」を克服した「第三者的視点」を取り入れる必要がある。基地使用、事態対処から拡大抑止まで、意外な盲点から安全保障の課題を突く警鐘の書。

目次

第1章 基地使用(日米安保条約と極東
「極東一九〇五年体制」の成立と戦後
「米日・米韓両同盟」の一機能としての日米同盟)
第2章 部隊運用(日米同盟における指揮権
極東の米軍指揮体系と日米指揮権調整)
第3章 事態対処(極東有事への対処
重要影響事態への対処
存在危機事態・武力総攻撃事態への対処)
第4章 出口戦略(戦争終結論の視座―「紛争原因の根本的解決」か「妥協的和平」か
日米同盟側優勢のケース
日米同盟側劣勢のケース)
第5章 拡大抑止(非核三原則と拡大抑止
安保改定と「核密約」
沖縄返還と核密約
日米同盟と核兵器)

出版社・メーカーコメント

「極東1905年体制」から考える、新しい安全保障論。「米国の戦争に巻き込まれたくない」「軍事協力は最低限に留めたい」−−こんな「日本だけの都合と願望」はもはや通用しない。同盟の抑止力を高め、平和を維持するには「日本的視点」を克服した「第三者的視点」を取り入れる必要がある。基地使用、事態対処から拡大抑止まで、意外な盲点から安全保障の課題を突く警鐘の書。