台北プライベートアイ
文春文庫 キ19−1
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2024年5月 |
ISBNコード |
978-4-16-792223-8
(4-16-792223-1) |
税込価格 | 1,375円 |
頁数・縦 | 557P 16cm |
商品内容
要旨 |
劇作家で大学教授の呉誠は50歳を前に全てのしがらみを断ち、路地裏に私立探偵の看板を掲げる。台北中を震撼させる連続殺人事件に巻き込まれた素人探偵は、自らの冤罪をはらすため自力で真犯人を見つけ出すと誓う。シニカルかつ哲学的なモノローグ、台湾らしい丁々発止の会話で読ませる華文ネオ・ハードボイルドの決定版!翻訳ミステリー大賞&ファルコン賞ダブル受賞。 |
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出版社・メーカーコメント
劇作家で大学教授でもある呉誠(ウ−チェン)は若い頃からパニック障害と鬱に悩まされてきた。ある日、日頃の鬱憤が爆発して酒席で出席者全員を辛辣に罵倒してしまう。恥じ入った呉誠は芝居も教職もなげうって台北の裏路地・臥龍街に隠棲し、私立探偵の看板を掲げることに。にわか仕立ての素人探偵は、やがて台北中を震撼させる六張犂(リョウチャンリ)連続殺人事件に巻き込まれる。呉誠は己の冤罪をはらすため、自分の力で真犯人を見つけ出すことを誓う。監視カメラが路地の隅々まで設置された台北で次々と殺人を行う謎のシリアルキラー〈六張犂の殺人鬼〉の正体は? 探偵VS犯人のスリリングなストーリー展開と、ハードボイルド小説から受け継いだシニカルなモノローグ、台湾らしい丁々発止の会話。台湾を代表する劇作家が満を持して放った初めての小説は台湾で話題を呼び、台北国際ブックフェア大賞などを受賞。フランス、イタリア、トルコ、韓国、タイ、中国語簡体字版が刊行された。2021年に邦訳が刊行されると日本でも話題を呼び、2022年には第13回翻訳ミステリー大賞とファルコン賞(マルタの鷹協会日本支部主催)のダブル受賞を果たした。