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女彫刻家

新装版

創元推理文庫 Mウ9−2

出版社名 東京創元社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-488-18714-9
4-488-18714-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 490P 15cm
シリーズ名 女彫刻家

商品内容

要旨

オリーヴ・マーティン―母親と妹を切り刻み、それをまた人間の形に並べて、台所に血まみれの抽象画を描いた女。無期懲役囚である彼女には、当初から謎がつきまとった。凶悪な犯行にも拘らず、精神鑑定の結果は正常。しかも罪を認めて一切の弁護を拒んでいる。かすかな違和感は、歳月をへて疑惑の花を咲かせた…本当に彼女の仕業なのか?MWA最優秀長編賞に輝く戦慄の物語。

出版社・メーカーコメント

【ベスト1ミステリ・セレクション】母親と妹を切り刻み、それをまた人間の形に並べて、台所の床に血みどろの抽象画を描いた女。その無期懲役囚について一冊書け、と出版社に命じられたライターのロズは、覚悟を決めて取材にかかる。オリーヴとの面会では並はずれた威圧感に震え上がったが、相手は意外にも理性の閃きをのぞかせた。かすかな違和感は、微妙な齟齬の発見をへて、大きな疑問に着する……本当に彼女がやったのか? MWA最優秀長編賞に輝く圧巻の傑作!

著者紹介

ウォルターズ,ミネット (ウォルターズ,ミネット)   Walters,Minette
1949年、イギリス生まれ。幼少期から頭抜けた読書家であり、雑誌編集者を経て小説家となる。1992年にミステリ第1作『氷の家』を発表。いきなり英国推理作家協会(CWA)最優秀新人賞を獲得する。続いて第2作『女彫刻家』でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)の最優秀長編賞、マカヴィティ賞長編賞受賞。1994年に『鉄の枷』で、2003年には『病める狐』でCWAゴールド・ダガー賞を受賞。名実ともに現代を代表する“英国ミステリの女王”として活躍している
成川 裕子 (ナリカワ ヒロコ)  
1951年沖縄に生まれる。1975年香川大学経済学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)