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エミリーの思いを継ぐ 母娘の献身と偉大なアメリカ女性詩人の遺産

出版社名 図書新聞
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-88611-485-3
4-88611-485-7
税込価格 4,180円
頁数・縦 430,29P 22cm

商品内容

要旨

エミリー・ディキンスンは今や世界的に著名な詩人であるが、エミリーの死後、最初に彼女の作品を世に出したメイベル・ルーミス・トッドと、その娘ミリセント・トッド・ビンガムについては、これまでほとんど知られていなかった。二人は時代の中に埋もれることを嫌い、精力的に活動した人物である。本書『エミリーの思いを継ぐ』は、エミリーの文学的遺産の継承については言うまでもなく、母娘の複雑な関係について言及する。

目次

序章 五月のある晴れた日に(一八八六)
第1章 アマースト到着(一八五六‐八一)
第2章 ディキンスン家との交流(一八八一‐八二)
第3章 愛と緊張の高まり(一八八三‐九四)
第4章 ディキンスン的インスピレーション―メイベルの創作物―(一八八三‐九三)
第5章 今も残るピューリタニズムとミリセントの感受性(一八八四‐九七)
第6章 エミリーの詩を抱いて(一八八六‐九七)
第7章 オースティンを失い、メイベルを発見(一八九五‐一九〇四)
第8章 「アマーストの女王」を訴える(一八九七‐九八)
第9章 旅行と仕事(一八九九‐一九一七)
第10章 「敬具、ジョー・トーマス」(一九一八‐一九)
第11章 エミリー・ディキンスンを定義する闘い(一九二〇‐二九)
第12章 失われた詩の公開(一九三〇‐三九)
第13章 ディキンスン研究の実施(一九四〇‐五五)
第14章 エミリー関係資料を巡る争い(一九四六‐五九)
第15章 終結と意義を求めて(一九六〇‐六八)
第16章 クスノキ製のチェストを開ける

著者紹介

ドブロウ,ジュリー (ドブロウ,ジュリー)   Dobrow,Juile
タフツ大学児童研究・人間発達学科、並びにティッシュ・カレッジ特任教授。タフツ大学学際研究所長。『ボストン・グローブ』紙や『ハフィントン ポスト』誌などに寄稿。ボストン郊外在住
梅本 順子 (ウメモト ジュンコ)  
元日本大学国際関係学部教授。専門は比較文化・比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)