地震と虐殺 1923−2024
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2024年6月 |
ISBNコード |
978-4-12-005686-4
(4-12-005686-4) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 598P 20cm |
商品内容
要旨 |
民衆を暴走に駆り立てた真犯人とは誰だったか。関東大震災発生直後に起きた悲劇。東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、福島、新潟、香川、大阪、韓国―。徹底した現地取材を敢行。この国では当時からなにが変わり、なにが変わらないのか。今なお事件が及ぼしつづける多様な風景を炙り出す渾身のルポ。 |
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目次 |
第1章 「埋もれた歴史」を掘り起こす―東京・八広 |
出版社・メーカーコメント
関東大震災の発生直後、各地で飛び交ったデマによって多くの朝鮮人が命を奪われた。非常時に一気に噴き上がる差別と偏見。東京で、神奈川で、千葉で、埼玉で、悲惨な事件はいかなるメカニズムで起きたか。虐殺の「埋もれた歴史」は誰によってどのように掘り起こされてきたか。100年余りが経過した現在、何が変わり、何が変わらないのか。歴史的事実を葬ろうとする者たち、人災を天災の中に閉じ込めようとする政治家、差別行為にお墨付きを与える行政……。差別やヘイトクライムの問題を長年追ってきたジャーナリストが100年余り前と現在を往還し、虐殺事件が及ぼし続ける様々な風景を描く。