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広東語の世界 香港、華南が育んだグローバル中国語

中公新書 2808

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-12-102808-2
4-12-102808-2
税込価格 990円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

要旨

香港人の母語にして華南の共通語である広東語。東南アジア、欧米の華人社会も含め世界で8000万人が話す「中国語」だ。なぜ海外でかくも優勢なのか。北京語とはどう違うのか。謎を解く鍵は日本語にもある。ヤムチャ、チャーシュー、キョンシー、モウマンタイ、ブルース・リー。本書では食や映画を手がかりに、文法・会話、香港社会、華人移民、漢字、十大方言を一望し、広東語の世界を探訪。中国語とは何かを問い直す。

目次

序章 広東語はどこで話されているか
第1章 広東語はどのような言葉か
第2章 話し言葉―香港の標準語
第3章 書き言葉―言文不一致な中国語
第4章 英語、北京語との共存、競争
第5章 その他の中国語方言
終章 広東語から問い直す「中国語」「方言」

出版社・メーカーコメント

香港や華南の人々が母語とし、中華圏に加え北米や東南アジアなど、世界で8000万人の話者がいる広東語。北京語に対する、国際的な「中国語」だ。ワンタン、ヤムチャ、ライチ、ケチャップ、ハトシ、ブルース・リー。本書では食や映画など身近な事例から分け入り、文法・語彙・会話、香港文化、華人移民史、漢字と中国方言までを一望する。第一人者が日本語を参考に、広東語のエッセンスを楽しく語り、中国語を問い直す。

著者紹介

飯田 真紀 (イイダ マキ)  
1998年東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了、2005年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。香港中文大学中国文化研究所客員研究助手、北海道大学メディア・コミュニケーション研究院准教授を経て、東京都立大学人文社会学部教授。専門は中国語学・広東語文法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)