• 本

近代仏教とは何か その思想と実践

出版社名 青土社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-7917-7655-9
4-7917-7655-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 417,5P 20cm

商品内容

要旨

仏教はどこから来て、何であり、どこへ行くのか。近代において仏教には静かな革命が起こっていた。僧侶に限らず、個人や俗人が、さまざまな垣根を超えて活躍し、社会や時代のなかで仏教はその内実を再編成していった。清沢満之、近角常観、亀井勝一郎、鈴木大拙、高楠順次郎、五来重、梅原猛、瀬戸内寂聴…。気鋭の研究者が「近代仏教」を透徹したまなざしで見つめる、決定版。

目次

近代仏教とは何か
A 学知・精神・国家(吉田久一と清沢満之
清沢満之と近角常観
青年文化としての仏教日曜学校―大正期における「子ども」の仏教
近代仏教と神道
日本回帰の思想構造―亀井勝一郎におけるキリスト教と親鸞
仏教ジャーナリスト大拙
高楠順次郎と親鸞―グローバル世界の仏教学者
昭和初期の仏教/キリスト教論争―高楠順次郎を中心として)
B 実践・生命・民俗(儀礼と近代仏教―『新仏教』の論説から
破戒の国の戒律論―「半透明の規範」の歴史
教養主義、生命主義、日本宗教
役行者の近代
仏教民俗学の思想―五来重について
五来重と仏教民俗学の誕生
梅原猛の仏教思想
仏教者 瀬戸内寂聴)
俗なる聖性を求めて

著者紹介

碧海 寿広 (オオミ トシヒロ)  
1981年東京都生まれ。武蔵野大学教授。専門は宗教学、近代仏教研究。慶應義塾大学経済学部卒、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)