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CLO〈Chief Logistics Officer〉の仕事 物流統括管理者は物流部長とどう違うのか?

DO BOOKS

出版社名 同文舘出版
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-495-54162-0
4-495-54162-5
税込価格 2,530円
頁数・縦 258P 21cm

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要旨

物流の「2024年問題」としてトラックドライバーなどの人手不足が注目されているが、政府は対策のひとつとして、一定規模以上の発荷主、着荷主に2026年から「物流統括管理者(Chief Logistics Officer、以下CLO)」の選任を義務付けた。日本ではなじみの薄いCLOだが、具体的に何をする役職なのだろか。本書は、CLOを「企業活動におけるサプライチェーン全体に対して責任と権限を有する役職」と定義し、担うべき仕事の内容を解説する。CLOは、輸送や保管といった「物流」だけでなく、経営の目線に立ち、調達から回収・廃棄にいたるまでの「サプライチェーン」全体を見て部門間の調整役を担い、ロジスティクスを経営戦略に生かすことを求められているようだ。また、今後、物流における人手不足解消や経済効果、温室効果ガス削減を目指して進められている「フィジカルインターネット」の概念についても紹介する。著者は一般社団法人フィジカルインターネットセンター理事長、流通科学大学名誉教授。1952年徳島県生まれ。大阪商船三井船舶株式会社にて広報課長や営業調査室室長代理を務め、株式会社商船三井営業調査室主任研究員、流通科学大学商学部教授などを経て、現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年8月7日]

商品内容

要旨

2024年4月、一定規模以上の荷主企業に「物流統括管理者(Chief Logistics Officer:CLO)」の設置が義務づけられることになりました。対象となる企業は、2026年度までにCLOを任命しなければなりません。しかしながら、日本ではこれまでCLOという役職がほとんどなかったことから、企業も、任命されるCLOも、役割について理解しないままその任に就くことになると思われます。一般社団法人フィジカルインターネットセンターは、CLOを次のように定義しています。「持続可能な社会と企業価値向上を実現するために、モノの流れを基軸としたサプライチェーンにおいて、経営視点で社内外を俯瞰した全体最適を図る役割を担う責任者」CLOの義務・役割と、CLOが知っておくべき業界知識をまとめた1冊!

目次

第1章 CLOの仕事
第2章 物流・ロジスティクス・サプライチェーン
第3章 SCMと企業経営
第4章 SCMとデジタル化・DX
第5章 物流の諸課題
第6章 サプライチェーンにおけるリスクマネジメント

著者紹介

森 隆行 (モリ タカユキ)  
一般社団法人フィジカルインターネットセンター理事長、流通科学大学名誉教授。1952年徳島県生まれ。大阪市立大学商学部卒業。1975年に大阪商船三井船舶株式会社に入社し、大阪支店輸出二課長、広報課長、営業調査室室長代理を務める。AMT freight GmbH(Deutschland)社長、株式会社商船三井営業調査室主任研究員、東京海洋大学海洋工学部海事システム工学科講師(兼務)、青山学院大学経済学部非常勤講師(兼務)、流通科学大学商学部教授を経て現在に至る。タイ王国タマサート大学客員教授、神戸大学大学院海事科学研究科国際海事研究センター客員教授、タイ王国マエファルーン大学特別講師なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)