• 本

わたしたち、体育会系LGBTQです 9人のアスリートが告白する「恋」と「勝負」と「生きづらさ」

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-7976-7449-1
4-7976-7449-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 221P 19cm

商品内容

要旨

LGBTQという言葉は世間に広まったけれど、日本のスポーツ界は相変わらずマッチョで、根性を見せて戦うことが「男らしい」といわれる。そんな「体育会」で、性的マイノリティの選手は自分の「性」を隠して辛抱・我慢している?陸上部監督との「かなわぬ恋」に泣いた男子スプリンター、チームワークのためにゲイだと言えなかったサッカー部員、剣道部の道場で「女らしさ」から逃避できたレズビアン、女子プロレスラーに完敗した元球児のトランスジェンダー…。9人のアスリートが語った実体験から、「男らしさ」の呪いが解けない日本の姿が見えてくる。

目次

第1話 「かなわぬ恋」を駆け抜けて
第2話 ワン・フォー・オールの鎖
第3話 氷上を舞う「美しき男」の芸術
第4話 闘争心で「見世物」を超える
第5話 「女らしさ」からの逃避道場
第6話 あいまいな「メンズ」の選択
第7話 「大切な仲間」についたウソ
第8話 自覚しても「告白」できない
第9話 強くて、かわいい女になりたい
対談 田澤健一郎×岡田桂―LGBTQとスポーツの未来を探して

出版社・メーカーコメント

「カミングアウトは自殺と同じ」とゲイの陸上選手は語った−−。「男らしさ」が美徳とされる日本のスポーツ界=体育会。そこで「性」に悩みながら戦うLGBTQアスリートたちの実話。LGBTQという言葉は世間に広まったけれど、スポーツ界はずっとマッチョで、根性を見せることが「男らしい」といわれる。そんな「体育会」で性的マイノリティはカミングアウトせずに辛抱・我慢?それぞれの「性」は競技の強さに影響?恋愛事情、家族・友達との人間関係はどうなっている?アスリートの実体験から、「男らしさ」の呪いが解けない日本の姿が見える。入門書やヘイト本では読めないトランスジェンダーの本音も!\「男らしさ」に悩まされるLGBTQアスリートたちの実話/●「カミングアウトは自殺と同じ」と語った地方育ちの陸上部男子の恋愛●女子野球選手は「性別適合手術」のために引退を決断した●チームワークを乱さないようにゲイであることを隠したサッカー部男子●男子フィギュアスケーターが男女ペアのアイスダンスに大苦戦●女子剣道部の道場で「女らしさ」から逃れられたレズビアン●元野球少年のトランスジェンダーが女子プロレスレスラーに完敗【目次】第1話 「かなわぬ恋」をかけぬけて第2話 ワン・フォー・オールの鎖第3話 氷上を舞う「美しき男」の芸術第4話 闘争心で「見世物」を超える第5話 「女らしさ」からの逃避道場第6話 あいまいな「メンズ」の選択第7話 「大切な仲間」についたウソ第8話 自覚しても「告白」できない第9話 強くて、かわいい女になりたい〈対談〉田澤健一郎×岡田桂 LGBTQとスポーツの未来を探して

著者紹介

田澤 健一郎 (タザワ ケンイチロウ)  
編集者・ライター。1975年、山形県生まれ。鶴商学園(現・鶴岡東)高校で三塁コーチやブルペン捕手を務めた元球児。出版社勤務を経てフリーランスに。野球をはじめスポーツの分野を中心に活動
岡田 桂 (オカダ ケイ)  
立命館大学産業社会学部教授。1972年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科中退。専門はスポーツ社会学、ジェンダー/セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)