レーテーの大河
講談社文庫 さ121−3
出版社名 | 講談社 |
---|---|
出版年月 | 2024年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-536369-0
(4-06-536369-1) |
税込価格 | 935円 |
頁数・縦 | 379P 15cm |
商品内容
要旨 |
満州から引き揚げてきた三人の戦災孤児。彼らを助けたのは関東軍の重要資材運搬を命ぜられた陸軍中尉だった。戦後、オリンピックの好景気に沸く日本で、日銀の現金輸送担当者が列車から転落死を遂げ、二人の幼馴染みが姿を消す。一見無関係に思えた点と点が繋がるとき―運命の列車が、闇のなかを走り出す。 |
---|
出版社・メーカーコメント
運命の車輪は回り始める。日本を揺るがす“危険な積み荷”とともに。江戸川乱歩賞作家が時代の闇に挑むノンストップ・サスペンス!終戦時の満州、そして五輪開催直前の東京。二つの「昭和」を貫いて走り始めた機密列車の後ろ暗い任務とは。楔になろうとした男たちの、捨て身の作戦とは。終戦間際の混乱で親を失った三人の戦災孤児。関東軍の機密物資を日本に運んだ2人の陸軍中尉。焼け野原から復興へーーオリンピックを目前に急ピッチで東京の整備が進む中、日銀の現金輸送担当者が線路に転落死を遂げた。事故として処理されるはずだったその死を合図に、二度と交わるはずのない人生が再び交差する。そして、運命の列車は走り始める。俺たちは駒だ。だが、駒だって逆らう。