日本人
ちくま学芸文庫 ヤ2−2
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2024年7月 |
ISBNコード |
978-4-480-51251-2
(4-480-51251-9) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 330P 15cm |
商品内容
要旨 |
日本各地の伝統行事や習俗、伝承を集めるのが目的と思われがちな民俗学。しかし民俗学の父・柳田國男が目指したのは、民俗調査によって日本人の国民性を形成したものを明らかにし、現在起きている問題を解決する一助とすることだった。官僚として人生のキャリアをスタートさせた柳田は「なぜ選挙のたびに不正が行われるのか」という問題意識を常に持っていた。柳田は現前の疑問に答えるべく自らの学を展開していく中で、その原因となるオヤカタ・コカタなどの民間習俗に辿り着く。柳田が「世相解説の学」「経世済民の学」と定義した民俗学の立ち位地を鮮明に示す日本人論の白眉。 |
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目次 |
1 日本人とは |
出版社・メーカーコメント
一握りの人間に付き従う大勢順応の国民性はいったいどこから生まれたのか? 柳田國男とその弟子たちが民俗学の成果を結集してその問いに挑む。