おひれさま 人魚の島の瑠璃の婚礼
集英社オレンジ文庫 た2−10
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2024年7月 |
ISBNコード |
978-4-08-680569-8
(4-08-680569-3) |
税込価格 | 715円 |
頁数・縦 | 281P 15cm |
商品内容
要旨 |
美大生の柚希は友人の葬儀のため故郷の天沼島へ帰省した。人魚伝説のある島には『当たり年に選ばれた男女が婚礼を行って島守になる』という因習があり、柚希は花嫁に選ばれていた。だが、柚希が想うのは花婿の翔真でなく、かつて自分を助けてくれた明人。『おひれさま』の祟りに怯える島民に婚礼を急かされながらも、二人は島の因縁に抗うように惹かれ合うが…? |
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出版社・メーカーコメント
人魚が棲むと言われる島で、因習に隠された秘密を巡ると恋の物語。京都の美大に通う柚希は、同級生・さつきの葬儀に出席するため、高知県沖にある故郷の離島・天沼島へ帰省した。島には『当たり年に選ばれた一組の男女が婚礼を行って島守になる』という因習があり、柚希は花嫁に選ばれていた。だが、柚希が想うのは花婿の翔馬ではなく、かつて自分を助けてくれた明人。実はここには人魚が棲み、ひそかに人魚漁が行われていた。そのため島民は、人魚の別称『おひれさま』の名を持つ地主神を強く信仰している。昨今は漁獲量が減り、『おひれさま』の祟りに怯える島民に婚礼を急かされながらも、二人は因縁に抗うように惹かれ合っていく。そんな中、さつきの死を巡る謎が浮かび上がり…?